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2009年4月20日 (月)

ターミナルケア

あっちゅう間に東京の桜の時期も終わり、4月も中盤過ぎ・・・。

4月上旬はステーションにも色々人の入れ替えやら、

報酬改定やら、社内のドタバタもあり、もう目が回る感じで

日々が過ぎていきました。

まぁなんとなく、やや落ち着いてきたので久しぶりに書きます。

今まで色々なお宅に関わらせて頂いてきましたが、中にはご自宅で

最期を迎えた方もいらっしゃいました。

ご家族がその覚悟で自宅で最期まで看取ることを決めて、訪問医療や

訪問介護を使って、家族と協力していく、というのはやはり大変な事です。

色々なサービスを使っても、ずっと一緒に過ごしているのは家族ですから

ご本人の変化に応じて、色々対応していく必要があります。

排泄や栄養摂取のことだけではなく、お薬の服用、皮膚状況や

口腔内のケア、空調の調整、そして掃除や洗濯などの家事・・・と

お世話の内容は多岐に渡ります。

大体のご家庭では、これらを主に担う方が一人で行っている事が多い。

何人かのご家族で分担できるようなパターンは本当に珍しいです。

ですから、主たる介護者の方にかかる負担は相当なものです。

私が以前関わったあるお宅では、長女の方がその役目をしていました。

1日に3回、ヘルパーか看護士が訪問して、排泄やお食事、病状の管理を

手伝っていましたが、長女の方は誰も来ていない時間のお母さんのお世話、

お洗濯や環境整備をきっちりしていらっしゃいましたが、

看護・介護スタッフがいる前後の時間は、自分の時間として

お出かけされたり、趣味の事をしたりして過ごしていらっしゃいました。

家庭の主婦でいらしたり、経済的に安定していた事もあって

そのようにできたのかもしれませんが、

その方は「自分の時間を作らないと、自分がつぶれちゃうから。

自分がつぶれたら母の面倒をみれなくなっちゃうからね。」と

明るくおっしゃっていたのが印象的です。

そのお母さんには常時必要な医療的な処置がなかった事もありますが

やはりどこかで開き直るというか、覚悟を決めて人に任せる

という事ができていたこの方はスゴイと思いました。

自分だったら、そうやって人を信じて任せることができるだろうか、と。

ご家族には歴史があり、長い時間の中で培ってきた関係があります。

大切な家族を思うからこそできた覚悟、それが結果的に最期まで

自宅で過ごさせてあげることに繋がったのかな、とも感じました。

ご家庭の事情は色々なので、ひとくくりにはできません。

しかし、ご自宅で少しでも長く過ごす事を望まれる場合、

それにはいろんな覚悟が必要なのだと、改めて思いますが

私も本当には理解できていないのかも・・・・。

自分の身にそういう事がふりかかってきて初めて、

実感する事なのかもしれません。

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